トヨタ エスティマ 鈑金塗装。
久しぶりの投稿になります。
約2か月ぶりのブログです。
甲信越地方もいよいよ梅雨明けしましたね!ということで連日の真夏日です!
本日、工場内の温度計は35℃を指し塗装ブースにいたっては37℃です!
ということで暑さのピークの時間はデスクワークにあてます。
ただいま作業をお待ち頂いているお客様からはデスクワークなんかいいから早く作業してくれ!
との声が聞こえてきそうですが昼間休む分早朝より作業していますのでご容赦ください。
その分作業の方は誠心誠意対応させていただきます。
さて前置きが長くなりましが本題の方にいってみましょう。
ここ最近(とはいっても2ヶ月前。)のブログではレストアやテールランプ塗装の話題が多かった気がするので通常の鈑金塗装の紹介です。
トヨタ エスティマの鈑金塗装作業事例です。
右リヤフェンダー、リヤバンパーの修理です。
リヤフェンダーに大きなへこみがありますが今回の作業お客様の実費での修理となりますので1番のポイントはリヤバンパーになります。
画像では少し分かりずらいですがバンパー中央部に折れがつきボディとの結合部の変形と全体的な歪み、傷があります。
ディーラーであればまず100パーセント交換でしょう。また通常の修理工場でもこのバンパーを直そうという所は少ないとおもいます。
ただバンパー交換、リヤフェンダー鈑金塗装となると修理金額は部品代だけで6万円、+鈑金塗装代となるのでかなりの金額になってしまいます。
また安易な部品交換は環境にもよくありません。新品を使用でCO2排出量は23.3kg!リユースで0.2kgとなり 削減量は23.1kgとなります。
それでは財布と環境に優しい依田板金塗装工場での修理をご覧ください。
まずはリヤフェンダー部分から。まずは粗だしから。大まかにへこんでいる所を叩き出します。
この状態でパテを付けてしまう修理工場は多いと思いますが依田鈑金塗装工場ではもうひと手間かけます。
鈑金完了。塗装してしまえば分からなくなってしまう所ですが鈑金の時点で可能な限り(予算、時間の都合の範囲内で)ベストを尽くします。
続いてバンパーの修理です。
バンパー修理に欠かせない赤外線ヒーターです。
温度をしっかり見ながら慎重に温めます。
この時の温度は90℃から150℃の間。変形の度合い、素材の厚みによってコントロールします。
ちなみにこの温度計は非接触温度計で対象物にレーザーを当てるだけで温度が分かる優れものです。
バンパー成形完了です。中央部の折れ、全体の歪みもとれたので次の工程にいきます。
サフェーサー吹き付け。パテを使わない鈑金!まさに匠の技です!
といったら過大広告になってしまいます。
すみません、ただの写真の撮り忘れです。
パテは普通に使いました。
2度目のサフェーサー吹き付けです。
バンパーは素材が樹脂なので変形によるパテ割れのリスクを最小限に抑えるためパテの使用を最小限にしたため
このような工法をとりました。
完成写真になります。
通常バンパー交換、リヤフェンダー鈑金塗装ですと修理金額は12万円~となりますが今回お客様の実費修理のため
バンパーは修理、リヤフェンダー鈑金塗装で対応させていただきました。
また新車購入から2年程しかたっていないので仕上がりにも考慮した修理工法を行いました。
今回の修理費用は税込88,560円となりました。
この度はトヨタ エスティマの修理を依田板金塗装工場にご依頼頂き誠にありがとうございました。